Q.卵は1日1個まで、って本当?
A.その上限は2015年に撤廃されました。算定するだけの科学的根拠が得られなかったためです。
- こんな人へ
- 「卵は1日1個まで」と覚えている人
- 根拠の意味
- 人での研究はあるが、まだ数や条件が限られているもの
長く言われてきた「卵は1日1個まで」。これは 食事のコレステロール摂取に上限があった時代の話です。
日本では 2015年に、その上限値が撤廃されました。 理由は明快です。
上限値を算定するだけの、十分な科学的根拠が得られなかった。
「体に良いと分かったから外した」のではなく、**「その線を引く根拠がなかったから外した」**という順番です。ここは正確に読んでください。
なぜ食べた量が効きにくいの?
食事から入るコレステロールは、体内で作られる量の 1/3〜1/7 程度にすぎません。
しかも体には調節のしくみがあって、食事で減らすと体内での合成が増えます。蛇口を細くしても、裏でポンプが強くなるような形です。
だから「食べた量」と「血液の値」が、素直に比例しません。
🔰 じゃあ、いくら食べてもいいの?
そうは言っていません。 ここを混同すると逆に危ないので、分けて書きます。
| 🟢 言えること | 「1日1個まで」という 数字の根拠はない |
| 🔴 言えないこと | 「いくら食べても大丈夫」 |
とくに、脂質異常症と診断されている人・治療している人は別扱いです。その場合は摂取量の目安が出ることがあるので、主治医の指示が優先されます。
むしろ気をつけるべきは「質」と「その代わりに何を食べるか」
上限が外れたあとに指摘されているのは、こちらです。
- コレステロールを避けようとして脂質を削りすぎると、そのぶん糖質に寄る
- 結果として肥満や糖尿病のリスクが上がることが懸念されている
- 脂質は 量より質(魚の脂・植物油 と、加工食品の脂は別もの)
卵は、たんぱく質・ビタミンA・ビタミンD・亜鉛・ビタミンB群をまとめて拾える食材です。避けることで失うものもある、という視点を持ってください。
⏳ このカードについて
いま置けている根拠が 解説記事どまりです。食事摂取基準そのものへのリンクに差し替える作業が残っています。数字の出どころとしては弱いので、そのつもりで読んでください。
🧊 卵で何が埋まるかは、冷蔵庫からはじめる で見られます。
🔗 元の資料
私の言葉を信じる必要はありません。かならず出どころを置いています。
⏳ このカードはまだ解説記事しか根拠に置けていません。学会・公的機関の一次情報に差し替える作業が残っています。
最終確認: 2026-09-16
🔬 最新の論文
PubMed から読み込んでいます…